チョー楽しい!「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」
うひょー映画。
ざっくりストーリー解説
コバルトという人物の策略により任務が失敗したIMFはイーサン・ハントを呼び戻す。コバルトについて調べるためにロシアのクレムリンに潜入することになったイーサンとそのチームであったが・・・
主演はおなじみトム・クルーズ。監督は本作が初の実写監督作のブラッド・バード。製作は前作よりJ・J・エイブラムス。
チョー楽しいサイコー!
うひょー楽しいー!!十分に一回くらいは叫びだしたくなるほどに楽しい。イーサンにあった悲劇?関係ない、関係ない。悪役の目的?そんなもの記号でしかありません。
深いことは考えるな。とにかくイーサンとその仲間たちによるミッションを楽しめばよし。
何が楽しいってそれはギミックの面白さ。スパイものではありがちなシークエンスばかりだけど、そこにワンアイディア、ワンギミックを加えることでここまでフレッシュにそしてなにより楽しく見せられることが素晴らしい。
例えば追跡。スパイもの、アクションものではうんざりするほど見させられたシーンだけど、砂嵐の中で行うことでスリル、緊張感が増す。
本作のハイライトと言ってもいい、敵になりすましての取引シーン。これもありがちー?なら二つ同時にやったらどうだ!最高です。センスのない監督だとこれをただ二つ同時にやるだけだったりするけど、そこは「Mr.インクレディブル」を撮った監督。しっかり二つはつながっている。どちらも成功しなければ任務は遂行できない。いやー楽しいー。
チームものとしての魅力爆発
こんな不可能な(楽しい)任務もイーサンだけでは遂行できない。仲間がいなければ世界は救えない。
このシリーズは2(ジョン・ウー)とトム・クルーズの俺様イメージのせいでイーサン・ハントがいれば世界が救えるという印象が強いですが、今回は違う。
チームものとしての面白さも抜群です。キャラもみんな立ってるし、最高です。
僕がチームもので一番好きなのは掛け合い。出来る奴らが集まって危険な任務を取り組んでのるに冗談めいたことを言ってるのが最高です。すげーアコガレ↑です。
だから終盤のベンジーとブラントのやり取りとか大好きです。ここは指揮官として周りを指揮する立ち位置のために何もできないでイライラしているイーサンも含め最高です(何度目?)
トムの今後が心配
欠点がないとは言いません。突っ込みどころは相変わらずたくさんあります。コバルトとモローどっちも顔も知らないのは有り得るのかとか。すぐ故障するスパイグッズとか。トムはフリークライミング大好きだなとか(ベンジーは何を思ってあの手袋を持って行ったのだろうか)
なんだかなーと思ったのは暗号解読のおっさんのエピソード。悪役を際立たせるためにしても印象が薄いし、おっさんはただ可哀想だし、ブラントが良い奴ぐらいの意味しかあのエピソードからは分からなかったなー。
でもそんなこと気にするな!!
うひょー、うひょーと叫びながら頭空っぽにしてみるのが正しい見方です。
このシリーズはどうなるんだろうか。トムはもう50歳を超えている。次あたりフリークライミングで落ちたりしないといいけど、大丈夫なんだろうか。